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2020年08月31日お役立ち情報

銀行の預貯金の相続手続き-金融機関ごとの特徴を解説します

随時加筆予定です。

はじめに

金融機関ごとの預貯金の相続手続きの特徴(流れ必要な書類、手続きに掛かる日数など)を解説します。

なお、この記事は次のことをご了承のうえでお読みください。

・遺言書が無く、遺産分割協議書を作成していない場合の手続きについて解説しています。

・私がこれまでに経験した事例を元に編集しているため、金融機関側の都合により将来手続きが変更される可能性があり、本記事の内容と相違する場合もあります。

・同じく、各地域や個別の事情により、本記事の内容と相違することもあります。

 

 

解説している金融機関のリスト

・ゆうちょ銀行

・三菱東京UFJ銀行

・三井住友銀行

・りそな銀行

・関西みらい銀行

・池田泉州銀行

・大阪信用金庫

・大阪シティ信用金庫

・永和信用金庫

・大阪商工信用金庫

・大阪厚生信用金庫

・近畿産業信用組合

 

 

注意点

・金融機関に相続が発生した(口座名義人が亡くなった)連絡を初めてするときは、お亡くなりになった方の通帳かキャッシュカードをお手元に用意しておくと手続きがスムーズに進みやすくなります。

・もし、通帳やキャッシュカードがお手元になく、取引店や口座番号がわからない場合は、相続専用窓口または最寄りの支店窓口にて口座の有無をお確かめのうえ、手続きを進めてください。

・なお、金融機関に相続が発生した旨の連絡をすると、口座が凍結されますので、公共料金や家賃などの引き落とし予定がある場合は、あらかじめ口座の変更手続をしておいてください。

 

 

ゆうちょ銀行

タイプ

センター集中処理型

相続専門の部署が手続きを処理しています。

必要書類が全て揃ったら、相続センターに直接書類を郵送するか、最寄りの郵便局の貯金窓口に書類を持ち込み、郵便局経由で相続センターに書類を送ります。

私は、事務所近所に地域の基幹店(大きめの郵便局)があるので、そこに書類を持ち込み、原本確認が済んだら、印鑑証明書や戸籍等の証明書類の原本は即時還付してもらう方法をいつもとっています。

この方法なら、他の手続きしたい金融機関へハシゴできるため、トータルの時間が短縮できるからです。

 

流れ(WEBサービス使用)

① ゆうちょ銀行公式WEBサイトの相続Web案内サービスのご案内から、案内に従って必要な情報を入力して、相続手続きをしたい旨を連絡する

② ①の情報が反映された必要書類を印刷する

③ 戸籍等の必要書類を集める、「貯金等相続手続請求書」に必要事項を記入押印する

④ 必要書類一式を提出する

⑤ センターにて提出書類が精査される

⑥ 払戻金を受領する

 

流れ(WEBサービス未使用)

① 最寄りの郵便局の貯金窓口に行き、相続手続きをしたい旨を申し出る

② センターから送られてくる必要書類のご案内を受け取る

※③以降は、WEBサービス使用時と同じです

③ 戸籍等の必要書類を集める、「貯金等相続手続請求書」に必要事項を記入押印する

④ 必要書類一式を提出する

⑤ センターにて提出書類が精査される

⑥ 払戻金を受領する

 

必要書類

・必要書類一覧表(ゆうちょ所定の用紙)

・相続関係がわかる被相続人と相続人の戸籍謄本または法定相続情報一覧図の写し

・相続人全員の印鑑証明書(有効期限6か月以内)

・貯金等相続手続請求書(ゆうちょ所定の用紙)

・相続確認表(ゆうちょ所定の用紙)

・通帳・貯金証書・キャッシュカード(無い場合は提出不要)

・代表相続人の本人確認書類(運転免許証等)

 

平均所要日数

約14日 ※④必要書類を提出してから、⑥払戻金受領まで

 

 

三菱UFJ銀行

タイプ

センター集中処理型

相続専門の部署が手続きを処理しています。

必要書類が全て揃ったら、相続オフィスに直接書類を郵送するか、最寄りの支店窓口に書類を持ち込み、支店経由で相続オフィスに書類を送ります。

 

流れ

① 三菱UFJ銀行相続オフィス(0120-39-1034)に連絡し、相続手続きをしたい旨を伝える。最寄りの支店に行き、支店から相続オフィスに繋いでもらうことも可能です。

② 相続オフィスから送られてくる「必要書類の案内」や「相続届」を受け取る

③ 戸籍等の必要書類を集める、相続届に必要事項を記入押印する

④ 必要書類一式を提出する

⑤ 相続オフィスにて提出書類が精査される

⑥ 払戻金を受領する

 

必要書類

・相続関係がわかる被相続人と相続人の戸籍謄本または法定相続情報一覧図の写し

・相続人全員の印鑑証明書(有効期限6か月以内)

・相続届(金融機関所定の用紙)

・通帳(無い場合は提出不要)

・代表相続人の本人確認書類(運転免許証等)

 

平均所要日数

約14日 ※④必要書類を提出してから、⑥払戻金受領まで

 

 

三井住友銀行

タイプ

センター集中処理型

相続専門の部署が手続きを処理しています。

必要書類が全て揃ったら、相続オフィスに直接書類を郵送するか、最寄りの支店窓口に書類を持ち込み、支店経由で相続オフィスに書類を送ります。

 

流れ(WEBサービス使用)

① 三井住友銀行公式WEBサイトの受付フォームから、案内に従って必要な情報を入力して、相続手続きをしたい旨を連絡する

② 相続オフィスから送られてくる「相続手続きの案内書類」を受け取る

③ ②で指定されている戸籍・印鑑証明書の必要書類を集める

④ ③の必要書類を相続オフィスに提出する(郵送または来店)

⑤ 相続オフィスにて④の提出書類が精査される

⑥ 相続オフィスから送られてくる「相続に関する依頼書」等の書類を受け取る

⑦ ⑥で指定されている戸籍等の必要書類を集める、相続に関する依頼書に必要事項を記入押印する

⑧ ⑦の必要書類一式を提出する(郵送または来店)

⑨ 相続オフィスにて提出書類が精査される

⑩ 払戻金を受領する

 

流れ(WEBサービス未使用)

① 三井住友銀行相続オフィス(0120-506-177)に電話連絡し、相続手続きをしたい旨を伝える。

※②以降は、WEBサービス使用時と同じです

② 相続オフィスから送られてくる「相続手続きの案内書類」を受け取る

③ ②で指定されている戸籍・印鑑証明書の必要書類を集める

④ ③の必要書類を相続オフィスに提出する(郵送または来店)

⑤ 相続オフィスにて④の提出書類が精査される

⑥ 相続オフィスから送られてくる「相続に関する依頼書」等の書類を受け取る

⑦ ⑥で指定されている戸籍等の必要書類を集める、相続に関する依頼書に必要事項を記入押印する

⑧ ⑦の必要書類一式を提出する(郵送または来店)

⑨ 相続オフィスにて提出書類が精査される

⑩ 払戻金を受領する

 

必要書類

・相続関係がわかる被相続人と相続人の戸籍謄本または法定相続情報一覧図の写し

・相続人全員の印鑑証明書(有効期限6か月以内)

・相続に関する依頼書(金融機関所定の用紙)

・通帳(無い場合は提出不要)

・代表相続人の本人確認書類(運転免許証等)

 

平均所要日数

約3日 ※⑧必要書類を提出してから、⑩払戻金受領まで

 

 

りそな銀行

タイプ

センター処理型

相続専門の部署が手続きを処理しています。

必要書類が全て揃ったら、相続センターに直接書類を郵送するか、最寄りの支店窓口に書類を持ち込み、支店経由で相続センターに書類を送ります。

 

流れ

① 取扱店または最寄りの支店に電話連絡し、相続手続きをしたい旨を伝える。

② 相続センターから送られてくる「相続手続きの案内書類」を受け取る

③ ②で指定されている戸籍・印鑑証明書の必要書類を集める

④ ③の必要書類を相続センターに提出する(郵送または来店)

⑤ 相続センターにて④の提出書類が精査される

⑥ 相続センターから送られてくる「相続手続依頼書」等の書類を受け取る

⑦ ⑥で指定されている戸籍等の必要書類を集める、相続手続依頼書に必要事項を記入押印する

⑧ ⑦の必要書類一式を提出する(郵送または来店)

⑨ 相続センターにて提出書類が精査される

⑩ 払戻金を受領する

 

必要書類

・相続関係がわかる被相続人と相続人の戸籍謄本または法定相続情報一覧図の写し

・相続人全員の印鑑証明書(有効期限6か月以内)

・相続手続依頼書(金融機関所定の用紙)

・通帳(無い場合は提出不要)

・代表相続人の本人確認書類(運転免許証等)

 

平均所要日数

約2日 ※⑧必要書類を提出してから、⑩払戻金受領まで

 

 

関西みらい銀行

タイプ

センター処理型

相続専門の部署が手続きを処理しています。

同じグループのためか、手続きはほとんどりそな銀行と同じです。

 

流れ

① 取扱店または最寄りの支店に電話連絡し、相続手続きをしたい旨を伝える。

② 相続センターから送られてくる「相続手続きの案内書類」を受け取る

③ ②で指定されている戸籍・印鑑証明書の必要書類を集める

④ ③の必要書類を相続センターに提出する(郵送または来店)

⑤ 相続センターにて④の提出書類が精査される

⑥ 相続センターから送られてくる「相続手続依頼書」等の書類を受け取る

⑦ ⑥で指定されている戸籍等の必要書類を集める、相続手続依頼書に必要事項を記入押印する

⑧ ⑦の必要書類一式を提出する(郵送または来店)

⑨ 相続センターにて提出書類が精査される

⑩ 払戻金を受領する

 

必要書類

・相続関係がわかる被相続人と相続人の戸籍謄本または法定相続情報一覧図の写し

・相続人全員の印鑑証明書(有効期限6か月以内)

・相続手続依頼書(金融機関所定の用紙)

・通帳(無い場合は提出不要)

・代表相続人の本人確認書類(運転免許証等)

 

平均所要日数

約6日 ※⑧必要書類を提出してから、⑩払戻金受領まで

 

 

池田泉州銀行

タイプ

センター処理型

 

流れ

① 取扱店または最寄りの支店に連絡し、相続手続きをしたい旨を伝える。

② 店舗に来店して、「相続についてのお伺い書」を記入し提出する。通帳またはキャッシュカードがあれば、合わせて提示する。「相続手続のご案内」「相続預金等相続手続書類」を受け取る。

③ 戸籍等の必要書類を集める、相続預金等相続手続書類に必要事項を記入押印する

④ 店舗に来店または相続センターに郵送の方法で、必要書類一式を提出する

⑤ 相続センターにて提出書類が精査される

⑥ 払戻金を受領する

 

必要書類

・相続関係がわかる被相続人と相続人の戸籍謄本または法定相続情報一覧図の写し

・相続人全員の印鑑証明書(有効期限3か月以内)

・相続預金等相続手続書類(金融機関所定の用紙)

・代表相続人の本人確認書類(運転免許証等)

 

平均所要日数

約2日 ※④必要書類を提出してから、⑥払戻金受領まで

 

 

大阪信用金庫

タイプ

 

流れ

 

必要書類

 

平均所要日数

即日

 

 

大阪シティ信用金庫

タイプ

 

流れ

 

必要書類

 

平均所要日数

約11日

 

永和信用金庫

タイプ

 

流れ

 

必要書類

 

平均所要日数

約2日

 

大阪商工信用金庫

タイプ

 

流れ

 

必要書類

 

平均所要日数

約3日

 

大阪厚生信用金庫

タイプ

 

流れ

 

必要書類

 

平均所要日数

即日

 

近畿産業信用組合

タイプ

 

流れ

 

必要書類

 

平均所要日数

約7日

 

 

まとめ

「銀行の預貯金の相続手続き-金融機関ごとの特徴を解説します」いかがでしたか?

近頃は、全国規模の銀行はもちろん、地域金融機関の中にも、相続手続き専用の部署を設けて、一括して処理にあたる金融機関が増えてきた印象です。

また、ソーシャルディスタンスの確保(ロビーの混雑緩和)を目的として、支店に来店しての相談や書類の持ち込みをする際には、事前予約制をとりはじめている金融機関も出始めています。

いきなり来店しても支店窓口での対応を受け付けてもらず、専用部署への連絡を誘導されることもありますので、手続きの流れについて、事前に公式HPを確認したり、取扱店に電話で問い合わせてから手続きを進めていった方が良いでしょう。

お手続きの際は、ご参考いただければ幸いです。

 

 

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執筆者

司法書士・行政書士 木戸 英治